履歴書は、最初に応募先企業が目にする書類です。履歴書を通して応募者を判断します。
扱い方で、企業は皆さんの人となりを判断する場合もあります。修正液を使ったことが分かると、採用担当者は、応募者を雑な人かな、いい加減な人かな、といったマイナス印象を持つ可能性もあります。
どんなに細かい部分だったとしても、間違ってしまったら、もう一度書き直しましょう。
また、採用担当者は書類の内容を細かくチェックしています。誤字、脱字がないかも確認しておきましょう。誤字、脱字が原因で「丁寧な仕事ができないのでは」と判断され、書類選考で不採用となったケースもあります。
履歴書は自分の分身です。間違いのない書類を作成しましょう。

写真屋さんで撮影したものの使用をお勧めします。
文字ばかりの履歴書の中で、写真は唯一の画像で、一番目に留まります。特に選考が書類審査から始まる場合は、応募者の第一印象になってしまいます。
良い印象を与えることに越したことはありません。意欲や誠実さを表情であらわすことが大切です。
客観的に皆さんを見て、一番輝いて見える表情を引き出してくれるプロにお願いしましょう。
また、履歴書に貼付する際に、多少であっても写真が曲がっていると、それだけで採用担当者はいい加減な人だと判断される可能性もあります。写真屋さんであれば、サイズをきちんとそろえてくれます。

履歴書や職務経歴書を企業に郵送する際につける手紙のことを送付状といいます。
添えないことが不採用の要因になるとは限りませんが、正式な書類である履歴書や職務経歴書を郵送するにあたって送付状を同封すれば、「マナーを知っているな」と、採用担当者の印象は良くなります。
企業は、お客様や取引先に書類やカタログなどを送付するときには、送付状を必ずつけるからです。
送付状を見れば、どのような書類を誰に、なぜ送っているのかが分かり、相手が内容を確認する手間を省けます。しかし、正しく書かれていないと、かえって逆効果になることもありますので、失礼にならないよう作成しましょう。
作成上のポイントは以下の通りです。

『失礼な送付状にならないためのポイント』
・宛名、会社名を略さない
・きちんと自己紹介する
・用件は簡潔に
・お礼やお願いの言葉を一言添える
では次に、送付状に書く内容についてまとめておきます。

『送付状に書く内容』
・頭語（拝啓など）
・時候のあいさつ
・どこで求人を知って、どのような職種に応募するか
・簡単な自己 PR
（できれば履歴書の書ききれなかった内容）
・面接を希望していること
・結語（敬具など）
PC で作成しても構いません。
もし、書き方がよくわからないなどありましたら、ジョブカフェぐんまのキャリアカウンセリングをご利用ください。

履歴書や職務経歴書などの応募書類をそのまま面接官に渡してしまうのは失礼にあたります。
すぐに封筒から出すとしても封筒に入れて持参をしましょう。送付状は不要です。
使用する封筒は書類を曲げない A4 サイズの封筒（角2サイズ）を使用しましょう（折り目がついていると見にくくなります）。
また、封筒は封をしなくてもかまいません。宛名については、必ず書かなければならないわけではありませんが、表面には会社名、担当者名を、裏面には自分の住所、氏名を書いて渡せばより丁寧になります。
書類を渡すときには、書類を相手に向けて渡します。できれば、着席する前に面接官に自分から渡せば丁寧な印象になります。

面接場所には面接時間の5～10分前に到着しましょう。
30分前や1時間前などに到着してしまうと企業にも迷惑がかかります。企業は面接だけをしているのではなく、他にも色々と仕事をしています。
遅刻しないようにと早めに家を出て、早く着きすぎてしまった場合には、近くにあるコンビニや喫茶店にに立ち寄り、トイレなどを利用して髪型が乱れていないか、スーツにゴミはついていなかなどを確認しましょう。また、靴に汚れがついていないかも確認してください。

スーツの色は黒、紺、ダークグレーで無地のものが基本です。自分の体形に合ったものを選びましょう。
パンツの丈は来るにかかる程度のものにしましょう。
女性の場合、スカートの丈は、椅子に座ったときにひざ上10センチ程度の長さになるものを選びましょう。
感覚が分からない方は、購入時に店員さんに丈を確認しましょう。
靴は黒が基本です。
男性の場合、、革製の紐靴を選びましょう。女性の場合は、足先が見えないパンプスを選びましょう。ヒールの高さは3～5センチ程度のものが一般的です。
男性の着るワイシャツも女性のブラウスも白の無地が基本となります。襟元や袖口は汚れが目立ちやすい上に、汚れやすい場所です。清潔に保ちましょう。 ジャケットを着ているとシャツの見える部分は少なくなりますが、アイロンがかかっていないことは、すぐに面接官にはわかってしまいます。少ししか見えていないと油断せず、アイロンはかけておきましょう。
服装は整っていても、汚れが目立ってしまっては相手に不快感を与えてしまいます。スーツのしわ、靴の汚れなど、細部にも気を使い、常に清潔感を保つことも重要です。

ほとんどの社会人は腕時計をしています。
企業で働くことになった際、お客様や上司から時間を尋ねられた時に、自分の携帯電話を見て時間を確認するのではタイミングも遅くなりますし、社会人としての基本的なマナーが身についていないと判断され、信頼を得ることが難しくなることもあります。
社会人になる心構えを持っていることの証とものなりますので、腕時計は着用しましょう。

基本の色は黒。
A4 サイズの書類が入るタイプで、床に置いたときに倒れないものを使用しましょう。
できれば、バッグの中身が見えないよう配慮しましょう。